ハワイのホノルル市が、公共の場でのマスク着用の義務化にイチ早く踏み切ったことを…
先頃お伝えしましたが、そのハワイ州の伊藝(いげ)ユタカ・デヴィッド知事が、4月25日(土)に会見を開き、住民への外出自粛と店舗に休業を求める検疫封鎖の期間を来月5月31日まで延長すると発表しました。
この検疫封鎖の期間延長は当初に発表した期限の今月4月末30日を目前とし、これまでに同州では約601件もの感染の症例が報告されて、約13名の大切な命が失われた新型コロナ感染拡大の事態を重くみての判断です。
伊藝知事の会見での発言によれば、店舗や企業が営業を再開したい窮状も、人々が外出自粛を終わりにして、元の普通の生活に戻りたい気持ちもわかるけれど、このウイルスは高齢者や、持病を持つ人には極めて致命的なものだから、やむを得ない…とのことで、知事にとっても、検疫封鎖の期間をいきなり、1ヶ月も延長するのは苦渋の決断だが、仕方がない…と、人命最優先の考えを語っています。
なお、ハワイ州では新型コロナ感染者の総数は横ばいとなり、パンデミックは収束の兆しが見えつつあるにもかかわらず、伊藝知事が大変なことだと思った13名の死亡者に対して、東京都では約100名の方がお亡くなりになり、約3,836件の感染が報告されています。日本の外出自粛などの緊急事態宣言は今のところ、5月6日に終わる予定です。
ハワイ州と東京都の街の規模は違いますから、一概に並べることはできないものの、日系人の伊藝知事と同じように、日本も人命最優先の立場をとってもよいのでは?!(via The Hour)
April 25, 2020
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