北米で先週末の土曜日の4月3日にリリースされた「ブラック・ウィドウ」の配信映画としては初公開?!…
…にあたると言えるかもしれないミラ・ジョヴォヴィッチの娘エヴァーちゃんが演じるリトル・ナットが初登場した最も新しい予告編が、そのリリースから24時間のうちに約7,000万回の再生回数を叩き出し、昨2020年春3月に披露された最終版の予告編の同記録=約5,700万回を大きく上まわる人気だった異例の結果を、Heat Vision のパメラ・マクリントックがレポートしてくれました…!!
どうして異例なのか?!というのは、予告編は版を重ねて、新しいものをリリースするたびに再生回数は減っていく…つまり、その映画に対する関心の新鮮度が失われていくわけですから、逆に視聴の回数が増えた…!!というのは珍しいと言えるからであり…、
記録的な大ヒットを叩き出した同じマーベルのブラックの「ブラック・パンサー」(2018年)の後発の予告編の再生回数が約4,800万回、「アントマン・アンド・ザ・ワスプ」(2018年)の後発の予告編は約5,200万回だった…と書けば…、
「ブラック・ウィドウ」が前述の最終版の予告編を披露したあと、そこから1年以上を経た今頃になり、また新たに予告編をリリースするハメになったのは、とにもかくにもパンデミックの悪影響であり、都市封鎖や外出自粛を求められた人々が、いわゆるネットのリモートを通じて、自宅で仕事をしたり授業を受けたりするため新たにデバイスを買い求め、ラップトップのノートパソコンが一時的に手に入らない品切れの状況もあったことを振り返ると…、
「ブラック・ウィドウ」の予告編の再生回数が1年前よりも増えたのは、人びとが持っているデバイスの数が飛躍的に増えたからだ…と理由づけができなくもありませんが、しかし…、
そうしたパンデミック需要の混乱も落ち着いた昨2020年9月に、同じマーベル作品ながら配信シリーズの第1弾として注目度が高かった「ワンダヴィジョン」(2021年)が初公開した予告編の再生回数は約5,300万回だったそうですから、それと比べると「ブラック・ウィドウ」の新しい予告編が約7,000万回も再生された!!のは、やっぱり、ちょっと異例に多かった!!と言えるのではないでしょうか…?!、よって、この…
「ブラック・ウィドウ」の新しい予告編に対する世間の反響の度合いから、人びとはブロックバスター映画を再び映画館で楽しむことを切望している…!!とも解釈できますが、ワクチン普及待ちの公開延期を決めて、今夏7月9日にケイト・ショートランド監督の戦うヒロイン映画を封切ることにしたディズニーは感染予防に配慮し、まさかの同時配信のリアルとデジタルのハイブリッド興行に転じましたから、配信だったら観よう…!!という期待感も同時にふくらんだかもしれません…?!
Photo Credit: © Disney / Marvel Studios. All Rights Reserved.
映画館で観るか、配信により自宅で観るかの違いはさておき、いずれにしろ、1年以上も塩漬けのオクラ入り?!になってしまった「ブラック・ウィドウ」への関心は、けして風化してはいなかった…!!と窺える再生回数の記録が伝えられたのは本当によかったですね…!!