Saoirse Ronan to star in Garth Davis’s Sci-Fi Thriller Foe :「ライオン」のガース・デイヴィス監督がドンデン返しの夫婦ドラマを描く異色のSFスリラー映画「フォゥ」に、天才シアーシャ・ローナンちゃんの主演が決定 ! !【ドンデン返しのネタバレは伏せた記事です】

…という記事のヘッドラインを目にするやいなや、えッ?!、ちょっと待ってください!!、ジャレッド・レト主演の…


ディズニーの電脳映画「トロン」の第3作めを、その監督は作るんじゃないんですか…?!と、不満のツッコミを入れたくなる映画ファンの方もいらっしゃるに違いありませんが、以前から…




SF映画を作りたい!!と熱望していたガース・デイヴィス監督が、天才シアーシャ・ローナンちゃん扮する妻ヘンリエッタのお相手の夫ジュニア役に Hulu のテレビシリーズ「ノーマル・ピープル」で知られるポール・メスカルを起用し…、

主人公の夫婦に絡む謎めいたテランス役の重要な共演者として、「ジューダス・アンド・ザ・ブラック・メサイア」(2021年)のキース・スタンフィールドを迎えることにした 「フォゥ」の撮影が、来年2022年はじめの1月に予定された製作決定を、業界メディア Deadline のマイク・フレミングがレポートしてくれました…!!

いきなりアカデミー賞の最優秀作品賞を含め計6部門にノミネートされた華々しいデビュー作「ライオン」(2017年)が、Google Earth や Facebook を主題に採り込んでいたガース・デイヴィス監督が、そうしたテック企業がネットを通じて、秘かに個人情報を収集し、あなた自身の自己決定権を無視して、あなたは何者かを勝手に分析し、カテゴライズしているかもしれないプライバシーの危機が社会問題のいま…、



新たに取り組む「フォゥ」、つまり「あなたの障害になる敵の対戦者」は、Netflix 配信のチャーリー・カウフマン監督作「アイム・スィンキング・オブ・エンディング・スィングス」(2020年)の原作者イアン・リードが、2018年に発表した同名の SF サイコスリラー小説の映画化です…!!

ガース・デイヴィス監督によれば、自分は何者なのか?!の定義を自分に与える自己決定権をテーマとして含み、SF と言っても、荒唐無稽ではない地に足のついたラブ・ストーリーの「フォゥ」は、大企業が大手を振って、のさばり、環境破壊が進んだ近未来を舞台として…、

人里離れた辺境に農園をかまえ、地味に暮らしていた結婚7年めの妻ヘンリエッタ=シアーシャ・ローナンちゃんと、夫ジュニア=ポール・メスカルのもとを突然、訪ねてきた見ず知らずの他人のテランス=キース・スタンフィールドが、自分は航空宇宙企業のアウターモアの社員だと自己紹介し、約2年間の宇宙ステーション滞在の権利にジュニアが当選した!!と寝耳に水の朗報を持ち込んできた…!!、しかし…、


妻ひとりを残して、宇宙になんか行けない…とジュニアは当然ためらうのですが、テランスはジュニアが留守の間、本人の代理をつとめる複製のソックリさんを人工的に製造するから問題ないと言い、複製にインストールする情報を集めるためと称して、テランスはジュニアのみならず、妻のヘンリエッタへのインタビューまで始めるのだったが…!!


…といった発端から驚きの大ドンデン返しの展開にいたる「フォゥ」のストーリーは「トワイライト・ゾーン」のエピソードのような感じがしないでもありませんが、ガース・デイヴィス監督がメガホンをとって、天才シアーシャ・ローナンちゃんが主演となれば、もはや自動的に映画賞を狙う質の高い作品に仕上がるものと大きな期待を寄せずにはいられませんね…!!

いったい、「フォゥ」はどんな SF 映画なのか?!、そして、あなたのフォゥ=敵の対戦者とは誰のことなのか…?!、完成した映画を観る前に、あまり予備知識を仕入れないほうがよいかも…です!!