Benedict Cumberbatch and Laura Dern to star in Justin Kurzel’s New Sci-Fi Movie 'Morning' ■「アサシンクリード」のジャスティン・カーゼル監督が、睡眠不要の近未来の夢を失った悪夢を描く SF 映画の最新作「モーニング」に、ドクター・ストレンジのベネディクト・カンバーバッチが出演 ! !

ベネディクト・カンバーバッチの相棒として、製作プロダクションのサニーマーチを共に起ちあげた…

プロデューサーのアダム・アクランドによれば…、

生産性の向上を目指すことにばかり偏り、ひと同士のつながりや、悲しみを分かちあうこと、そして、愛情すらをも壊してきてしまった私たちの現実を反映して、そう遠くはない現実への抵抗を思慮深く、かつ愉快に描いた物語です…。

…とのことで、マンチェスター出身の作家のサム・スタイナーが執筆したオリジナル脚本の「モーニング」を気に入ったベネディクト・カンバーバッチが、地元イギリスのインディーズ系の映画スタジオのハンウェイ・フィルムズから出資を受けて、ジャスティン・カーゼル監督を起用し、映画化の製作総指揮に取り組むだけでなく、自らも出演する運びに決まったことが、プレス発表されました…!!


まったく働きすぎの近未来が描かれる「モーニング」の設定は、眠らなくても生きていくことができるクスリが開発されたばかりか、人工太陽の光によって、夜をなくしてしまい、24時間ずっと昼間の生産的な時間が続くことから、睡眠時に見る夢はもちろん、自分の生きがいの夢すら見ることができなくなった若者たちが社会に抵抗して、夢を求め始めることに…。

だそうですから、高度な IT を駆使したデジタル社会の逃げ場のない管理下で、がんじがらめにされて、貧富のひどい格差のうえ、少子高齢化のしわ寄せを食らい、親や祖父母世代の老後を支える重税を背負わされ、言いたい放題の SNS が、どんな夢にもケチをつけてしまう…に加えて、環境すらも破壊され、気候変動の脅威に晒されている現在の気の毒すぎる若者たちが置かれてしまった生きづらい世の中の窒息しそうな状況が投影されているかのようですが…、

「モーニング」の具体的なあらすじとしては、「ジュラシック・ワールド」シリーズの第3弾「ドミニオン」が、今夏6月10日から全米公開のローラ・ダーンが演じる野心的なキャシーは、睡眠不要の社会を歓迎していたが、しかし、夫フランク=ベネディクト・カンバーバッチの死後、息子ダニー=ノア・ジュペ(「ア・クワイエット・プレイス」シリーズ)が夢を求める破壊的な夢想家たちが集う裏社会へと引き込まれ、キャシーは夫を失った苦痛の白昼の悪夢にさいなまれながら、夢見ることを夢見る息子を自分のもとにつなぎとめようとする…。

…といった次第で、ベネディクト・カンバーバッチは、どうやら主人公ではなさそうだけに、出番は多くないのかもしれませんが、ジャスティン・カーゼル監督が睡眠不要の近未来をどのように描くのか…?!、「モーニング」は今のところ、ロケ地も決まっておらず、撮影開始の日取りは未定となっていますが、映画の完成をお楽しみに…!!