ロシアの独裁者プーチンが仕掛けたウクライナへの侵略戦争の非人道的な攻撃が連日伝えられる…
ニュースに胸を痛めながらも、映画ファンの方は、いったい、どこの映画スタジオやプロデューサが、プーチンを悪役にした企画を真っ先に持ち出すのか?!と期待していたに違いありませんが、実話をもとにした作品としては…、
現在はそのロシア・ウクライナ戦争のドキュメンタリーを現地で撮影中のショーン・ペンが、ナオミ・ワッツと共演した「フェア・ゲーム」(2010年)や、トム・クルーズ主演の「アメリカン・メイド」(2017年)を手がけた実績のあるダグ・リーマン監督(↓)が…、
プロデューサーのマイケル・クーン(「フローレンス・フォスター・ジェンキンス」2016年)と組んで、ビル・ブラウダー著のノンフィクション「レッド・ノーティス」(2015年出版)の配信シリーズ化の企画を各社に打診する営業活動に取り組んでいることを、業界メディア Deadline のピーター・ホワイトがレポートしてくれました…!!
ロシアと戦争中のウクライナの現実を伝えるドキュメンタリー撮影中のショーン・ペン監督が「プーチンは全人類にとって、最も恐ろしい過ちを仕出かしたが、ウクライナ国民は勇気を持って、立ちあがった。もし彼らだけを戦わせておくならば、俺たちアメリカ人の魂は失われる」と支援を呼びかけています😭 https://t.co/KH2r5LmbAZ pic.twitter.com/IzB4DGV0eL
— CIA🌟Movie News+ (@Extra_Cia) February 27, 2022
その原作本を「国際指名手配 : 私はプーチンに追われている」と題して、邦訳出版する集英社の紹介によれば…
2005年11月13日、ロシアで投資ファンド会社を経営していたアメリカ人ビジネスマンの著者のビル・ブラウダー氏(↓写真)は、いつものように週末を家族の住むロンドンで過ごして、飛行機でモスクワに戻った。空港のVIPラウンジで入国手続きを待っていると…
その日に限って何時間も待たされたあげく、拘束者用の部屋に連れ込まれて、翌朝、ロンドンに強制送還される。ロシア企業の不正に気づき、調査・告発を続けた結果、著者がプーチンの怒りを買い、攻撃の対象となった瞬間だった。市場経済への移行期のロシアで、外国人として最も成功した投資家にのぼりつめ、その後、プーチンの敵となり、様々な陰謀に直面してきた著者がその恐怖と孤独な闘いをつぶさに語る。NYタイムズのベストセラーリストにも入り、英米で話題をさらった迫真のノンフィクション。
…とのことで、投資ファンドのエルミタージュ・キャピタル・マネジメントの創業者兼 CEO のビル・ブラウダー氏は、自身の弁護士の故セルゲイ・マグニツキー氏がロシアの警察の拘置所で殺されたあと、プーチン政権の腐敗と汚職や人権侵害を告発し続け、マグニツキー弁護士の殺害に関与したロシア人へのアメリカの経済制裁を実現した人だと紹介されています!!、現在進行中の時事問題にあわせた企画ですから、至急に製作を進めたいらしいダグ・リーマン監督たちは、来年2023年春のリリースを目指しているそうですから、お楽しみに…!!