医療の限界の不可能に挑戦しているニューヨークの新型コロナ感染爆発に、改善の兆しがみられたもの、アメリカ全体としては死亡者の数が間もなく、1万人を突破。


かつてない勢いで患者を抱え込むことになったニューヨークの医療制度が限界に達し…


各病院と医療従事者たちは「不可能なことを求められている…」と、クオモ知事が語った本日4月5日(日)のニューヨーク州の会見によれば…、




新型コロナ感染による新たな死亡者の数は594名と相変わらずの大きな数字ですが、しかし、前日の630名からは減少し、新しい入院患者の数も先月3月22日以来初めて、600名を下回った約574名だった。

この新規の入院患者の数が約574名というのは、前日の約1,095名と比べると半減に近いばかりか、さらに前日の約1,427名からも大きく減少しています。

よって、ニューヨークの状況は引き続き、ひっ迫し、人工呼吸器や医療物資も足りてはいないものの、やや改善に向かいつつあるかのようですが、クオモ知事は、感染のピークは山なりの右上がりを続けて、尖った三角形の頂点に登りつめるのではなく、グラフは台形を描くことになるのではないかと考えており、現状は台形の頂上の平坦になったところを進んでいるのかもしれないが、これから数日の経過により、先の軌道は明らかになるだろう…とのこと。

しかしながら、ニューヨークの患者と死者の数が減った一方、隣りのニュー・ジャージー州は状況が悪化し、死亡者の数が前日の846名から917名に増加しています…。ニュー・ジャージー州のこれまでの感染の数は約3万7,505件ですから、ニューヨークの約12万2,031件と比べると、かなり少ないものの、より警戒を強めなければなりません。また、その他の州でも増加の傾向が見られつつあります。

このニューヨークとニュー・ジャージーの関係にもとづくと、仮りに東京で感染爆発が起きると、いずれ近隣の県にまで波及していく可能性がありますから、都民の方はもとより、周辺の地域にお住まいの方は要注意ですし、関西においても、大阪と周辺地域の方はお気をつけください。よろしく、お願いします。




なお、アメリカの今の感染の数は約33万3,017件、死亡者は約9,528名ですから、今日のうちに1万名を突破しそうです。全世界のトータルの感染の数としては約126万6,000件、死亡者は約6万9,042名となっています。

April 5, 2020

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