ハワイ州のホノルル市では、公共の場でのマスク着用が義務化され、違反すると約54万円もの罰金を支払うハメになるかもしれない…
…というニュースを昨日、お伝えしましたが、ニューヨークで本日4月15日(水)のクオモ州知事の会見によれば、ニューヨークでも同様のマスク着用の義務化が、3日間の猶予を経て、施行されることになります。人々は3日間の猶予の間に、マスクもしくは鼻と口を覆えるものを調達しなければなりません。(via CNBC News)
ただし、ニューヨークでの公共の場でのマスク義務化は必ずしも、常に着用しなければならないという絶対的なものではなく、いわゆる社会的距離の人と人同士の間隔の約1.8メートルを保てない場合においてのみだそうですから、周囲に誰もいない状況であったり、空間にゆとりのある時はマスクをしなくても構わないことになります。
このニューヨークのマスク着用義務化に違反した場合の罰則については、まだ現時点では定められていませんが、然るべき民事罰の対象として検討されているそうですから、ハワイのように軽犯罪法違反として、下手すれば懲役といった厳しい処分ではないのかもしれません。
また同様にロサンゼルスでも、マスク着用が義務化される見込みが伝えられていますし、西海岸では大規模な動員を要するイベントやスポーツの大会は新型コロナ治療薬のワクチンの摂取が可能になるまでは再開が難しいであろうことや、バーやナイトクラブなどの夜の社交場の再開も当面あり得ないだろうとのこと。
こうしたマスク着用義務化の動きの背景としては、クオモ知事によれば、新たな感染の数は抑えられているものの、昨日の火曜日(4月14日)も752名が亡くなってしまったことや、新型コロナ治療薬のワクチンはまだ存在していないという厳しい現実を踏まえながら、それでも段階的に社会生活を元の軌道へと戻す流れを進めて、経済を復活させていくために出来る措置としては、マスクは必要不可欠なものだとの考えです。
さらにあわせて、新型コロナ感染拡大のメカニズムとしては、やはり、まだ発症しておらず、本人も自覚していない段階のいわゆる無症状感染者という一見して健康な人たちがウイルスをバラまいてしまっている…という研究のデータも新たに報告されていますから、とにもかくにも、みんな全員マスク着用😷という義務化への動きが進むのは仕方がなさそうですね…。
April 15, 2020
© Original Poster. All Rights Reserved.