「ザ・フェイバリット」のエマとランティモス監督が再びコンビを組むディズニー・サーチライト製作の異色のフランケンシュタイン映画「哀れなるものたち」の撮影が今秋クランクイン‼️

スコットランドの作家の故アラスター・グレイ(2019年没)が、今から約29年前の1992年に…


発表した原作小説「プア・スィングス」を「哀れなるものたち」と題して、邦訳出版する早川書房の紹介によれば…、

“ 小説家アラスター・グレイはグロテスクな装飾が施された一冊の書を入手する。「スコットランドの一公衆衛生官の若き日を彩るいくつかの挿話」と題された本は、19世紀後半の医師による自伝だった。それは実に驚くべき物語を伝えていた。著者の親友である醜い天才医師が、身投げした美女の「肉体」を救うべく、現代の医学でさえ、およびもつかない神わざ的手術を成功させたというのだ。しかも蘇生した美女は世界をめぐる冒険と大胆な性愛の遍歴を経て、著者の妻に収まったという…。

厖大な資料を検証した後、グレイは小説家の直感から、この書に記されたことすべてが真実であると確信する。そして自らが編者となってこの「傑作」を翻刻し、事の真相を世に問う決意をした…。虚か実か?、ポストモダン的技法を駆使したゴシック奇譚。ウィットブレッド賞、ガーディアン賞受賞。”


…とのことで、身投げした美女ベラの「肉体」を演じるエマはつまり、フランケンシュタインの花嫁と言える役どころに挑戦するわけですが、それにしても、どうしてベラは身投げをする哀れになってしまったのか?!、これから原作小説を読んでみようという方のためにネタバレをさけて、詳細にはふれませんが、映画は復讐の物語へと雪崩込んでいくようです…!!

異才ヨルゴス・ランティモス監督とエマが組んだ「ザ・フェイバリット」(2018年)から引き続き、脚本家のトニー・マクナマラと同監督が一緒に映画化のシナリオを完成した「哀れなるものたち」は、今年2021年の秋頃に撮影を開始して、封切りは翌2022年中の予定だそうですから、ディズニー・サーチライトとしては、さらに翌年の2023年開催の第95回 アカデミー賞のオスカー像狙いですね…!!、続報をお楽しみに…!!

ちなみに、エマ主演の Disney+ の配信映画「クルエラ」(配信日未定)の脚本を執筆したのも、トニー・マクナマラですから、エマお気に入りの脚本家さんとなっています!!



Tuesday, February 2, 2021

© Disney / Searchlight Pictures. All Rights Reserved.