ダニエル・クレイグ主演の「007」としては最終章の完結編にあたる「ノー・タイム・トゥ・ダイ」だけに大ヒットは間違いありませんから、ジェームズ・ボンドとの興行対決を避けることにしたソニピが、ジャレッド・レト主演のアンチ・ヒーロー映画「モービウス」の封切りを約1年も先の来年2022年1月21日にまで延期しました…。
昨年2020年7月10日全米公開→同夏の7月31日全米公開→今春の2021年3月19日全米公開→今秋10月8日全米公開と延期をくり返してきた「モービウス」が、さらに延期の4回めを決めたのは、MGM / ユニバーサルがクロエ・モレッツちゃん声優のアニメ版「アダムス・ファミリー」の第2弾のために確保していた10月8日の全米公開日に「ノー・タイム・トゥ・ダイ」を封切ることにした変更を受けて、同じアクション映画ジャンルのブロックバスター同士が興行対決する共倒れを回避したからですが…、
さらにさかのぼると、MGM / ユニバーサルが「アダムス・ファミリー 2」を前倒しの10月1日全米公開にあらためた背景には、同1日封切り予定のワーナー・ブラザースの SF 超大作「デューン」が同日 HBO Max 配信リリースの「配信の無料映画」に変わったことで、もはや大きな動員は期待できないだろうという読みもあったはずだけに、とにかくもう、どこか1社が何かの動きを見せると、そこから連鎖して、次々に公開の予定が変わっていくような落ち着かない状況となっています…。
ジョー大統領が打ち出している感染封じ込めの「100日プラン」が功を奏して、パンデミック終息の時期が早まることを願うばかりです…。
Friday, January 22, 2021
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